遺言書を作成すべきタイミング

元気なうちにきちんと作ろう

死ぬ間際になってから慌てて遺言書を作成しようとするのは間違いです。
そもそも、死ぬ間際がなくて、いきなり交通事故で亡くなってしまう可能性もあるからです。
そのため、自分が元気なうちにきちんと遺言書を作成しておいた方が家族は困らないでしょう。

遺言書は判断能力のあるうちでないと作成できないことになっています。
高齢になってから作成しようと思うと、認知症にかかってしまうリスクがあるため危険です。
判断能力がないとみなされてしまえば、本人が遺言書を作成することはできなくなってしまいます。

亡くなってしまえばもう遺言を残すことはできなくなるでしょう。
後悔することがないように早めに遺言を残しておくべきでしょう。
遺言書は法律では満15歳以上であればいつでも作成することができます。

遺言書は一度作成したとしても、あとから変更したり、取り消すことができます。
そのため、定期的に内容を見直しすることをおすすめします。
たとえば、遺言書を作成してから十年程度時間が経てば、財産状況が変わっていたり、家族関係が変化していることもあるからです。

また、考え方が変わるということもあるでしょう。
きちんとした形式にしたがっているならば、新しい遺言書を作成すれば、そちらが優先されるようになります。
その場合は古くなった方の遺言書を破棄するべきです。

遺言書を書くのに最適な時期とは

一般的には60歳以上の方が圧倒的に遺言書を残そうとします。
逆に自分が60歳になるまでは遺言書を残そうと思わない方が多いのです。
また、60代や70代であっても、遺言書を作成するのはまだ早いと思われるケースがあります。

専門家の意見によれば、30歳で遺言書を作成したとしても早過ぎることはないとされています。
まず自分が結婚したときには遺言書を作成しておくべきでしょう。
子供がいない場合は自分の財産が両親や兄弟に帰属してしまうためです。

結婚相手のことを本当に考えているのであれば、結婚した段階できちんと遺言書を作成するべきです。
次に子供が生まれたときにもきちんと遺言書を作っておくべきでしょう。
さらに自分の家を建てた時には財産状況がかなり変化してしまうため、家族たちにきちんと住まいを残しておけるような遺言書を作成するべきです。

その後は、会社を定年退職して多額の退職金を受け取ったときに遺言書を作りましょう。
配偶者が亡くなってしまったときにも遺言書を書き換えるべきです。
遺言書を書くタイミングはこのように複数回訪れます。

いつでも書けるなんて甘い考えを持つことはやめましょう。
自分だけの問題ではなく家族が不利になることもあるため、とても重要な問題です。