遺言書が見つからない場合はどうすればいい?

身辺整理を行う

人はいつ亡くなってしまうか予想できないものです。
いきなり交通事故に巻き込まれて亡くなってしまう方もいますし、突然重大な病気にかかってしまい、そのまま帰らぬ人となることもあります。
そんなときに、故人の遺言書が見つからないときには困ってしまうでしょう。

相続は基本的に遺言書にしたがって処理されるべきものです。
遺言書があるならば、それにきちんとしたがわなければいけません。
そこで、もし遺言書が見つからないのならば、本当に存在しないのか慎重に確認しましょう。

たとえ本人が遺言書を残していると言明していなかった場合でも、ひょっとしたら内緒で作成している可能性もあります。
思い当たる場所は徹底的に探し回りましょう。
身辺整理をして、遺言書が隠してある可能性のある場所を探るのです。

生前、親しく交流していた人達がいるならば、その人達に確認をしましょう。
たとえば一番の親友や信頼できる弁護士に遺言書を託している可能性があります。
家族に内緒にしているケースは意外と多いのです。

最寄りの公証役場にも念のため問い合わせをしておきましょう。
たとえ遺言書を残している事実が分かっていたとしても、原本がなければ効力が発生しません。
コピーでは不十分なのです。
相続人の間でトラブルが発生してしまう原因ともなるため、きちんと遺言書を見つけましょう。

トラブルを防ぐためには

トラブルを防ぐためにできることはたくさんあります。
まず被相続人は自分が万が一亡くなったときに遺言書がすぐに見つかるような措置をしておくべきでしょう。
遺言を残していて、それを保管している場所はどこなのかを伝えておくのです。

もし遺言書が公正証書遺言となっているならば、公証役場で原本をすぐに探すことができます。
検索機能もあるため、どこの役場に保管されているのかも簡単に確認できます。
最寄りの公証役場へ行けば、遺言書が見つかるケースがあるのです。

問い合わせをする際には、本人が死亡した事実が分かる書類と、本人との関係性が分かる書類を持って行きましょう。
当然のことですが、本人が生きている間は原本を閲覧することはできません。
自筆証書遺言の場合は、本人がどこかに隠しています。

自宅内では、タンスや金庫、机の引き出しや仏壇などに隠されているケースが多いです。
自宅外の場合は、友人や専門家に預けていることがあります。
トラブルを防ぐためには、被相続人は遺言書をきちんと公正証書遺言にしておくべきでしょう。

役場に原本が保管されているならば、それを家族に見られる心配はなく、トラブルが発生する余地がなくなります。
遺言書はただ作成しておけばいいものではないのです。